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証明 ..美加 |
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2003/03/04(火) 01:13 No.153 |
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誰か
私の頭を
嘲りという
錆付いたノコギリで
ぎりぎりと切ってください
汚れた血が
少しは
紅く戻るかもしれないから
脳みそは
切ってくれた人にさしあげます
誰か
私のお腹を
罵倒という
鋭いナイフで
奥まで切り裂いてください
中身は
まだ
救いようがあることを
観て欲しいから
見終わったら
ナイフは刺したままで結構です
でも
流れ出した血は
ドスグロくて
脳みそは腐って溶けていて
お腹のなかは
どれだけ穿り回しても
救えるところは一つもない
でも
特に悲しくない
辛くも無い
だって
ワカリキッテイタコトダカラ
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Re:証明 ..山本 |
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2003/03/04(火) 03:26 No.154
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こんにちは。はじめまして。返信なんかしちゃってすいません。
詩は心を言葉で描いた「そのもの」、または架空の絵空事を言葉で踊らせた劇場、それぞれの人がいろいろな手法をとっているんだと思います。
あなたがもし心を描いた「そのもの」を詩にしている方であれば、ここに言葉を吐き出すことで救われていることを願ってます。また、あなたの文面を読んでいると「救いようがある」ことははっきり見えますよ。偉そうに「救いようがある」なんて言ってはいけないと思うのですが、あなたは自分の感情を、言葉と見えない行間に託し、言葉に深い呼吸をさせていると思うんです。あなたの書いた言葉は生きています。それがあなたのポジティブな面であると信じてます。
あなたの直接的な言葉が訴える混沌としたもの、否定的なもの、無感情的なもの、それらの裏に例え不安定であっても、しっかりとしたあなた自身が伺えます。うだうだ書いてしまって良い迷惑かもしれないですが、とにかくあなたは「ワカリキッテ」はいませんよ。あなたの言葉で人を動かせることは必ずできると思い返信してしまいました。こうして僕がメールしているのもあなたの文章に心を動かされた結果です。
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すいません ..山本 |
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2003/03/04(火) 04:13 No.156 |
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なんかテンション上がっちゃって、確認しないで投稿したので、言葉がちぐはぐしてます。
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Re:証明 ..蛍 |
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2003/03/04(火) 15:12 No.162 |
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私も山本さんと同じ意見です。
もしそれが仮想じゃなくて現実なら、私もちょっと反対だな。だって、人間は腐ったりなんかしないもの。ただ心の奥の温かさと、周りの冷たさのせいで、心が曇って見えるだけ。極論的な持論なんだけど、人間の根底はみんな一緒だと思うんです。誰にだってエゴがあって、誰にだって優しさはある。欲望が全ての行動の動力源だし、誰にだって傷つけないモノが一つはあるから。それの釣り合いがどうであるか、ただそれだけのこと。生きていくことは、奪うことと、競争。あんまり綺麗じゃないことだと最近思ったりもします。自分が生きていくために、人は命を奪うもの。
そして、自分の物差しで、いつの間にか他人と比べてる競争。定規でボールは測れないのに。
でも、みんなそういう綺麗とは言えない世界の中で、綺麗なモノを探して、自分が今ここに立っているわけを探してる。みんな同じだと思うんです。心の内の罪悪感を胸に秘めて、目をそらして、ときに認めて、まっすぐ歩きたい。そういうことが生きてること。だから、誰のも存在理由がないだとか、自分はいてはいけないからだとか、そういうのって絶対ないと思うんです。
本当はどこかで自分の償えない罪を認めてるから。本当はみんな同じだと思うんです。
美加さんの詩は「赤色」というかんじがする。とても強く激しい罪の色。だけど罪を責めることも一つの優しさなのかもしれないなぁ、など思う今日この頃です。
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Re:証明
..こだいイルカ |
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2003/03/04(火) 17:10 No.164
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ん、今日帰ったら書き込もうと思ってたけど、言おうとしていた事を蛍さんが言ってくれてますね。
僕も同意見です。人間はみんな汚いです。それどころか、生物はみんな汚いもの。だって、生存競争の中で(ドーキンスの論を借りれば)「いかに他者を蹴落とすか」、「いかに他者を騙して食べてやろうか」って進化してきて、上手く蹴落とせた者、上手く騙せた者が自然淘汰という形でこの地球に存在する権利を勝ち得たんですから。
いつもはなるべくその事実から目を背けて生きているのだけれど、時にふとその事を直視してしまうことがある。その時は僕もスゴク自己嫌悪に陥ります。ただ、やっぱり、その事実は認めなくちゃいけないものだと思います。人間が美しく生きるためには、自分が汚い動物であることを認めた上で、それでも自分が美しくあろうとして、自分が美しいと思うものを探さないといけない。
…なんか支離滅裂な文章ですが(すみません、表現力が貧弱なので)僕はこう思います。
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Re:証明 ..美加 |
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2003/03/04(火) 17:48 No.167 |
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・・・こういう時、ごちゃごちゃした言葉で言うのは薄っぺらくなるかもしれないので、簡潔に言います。
皆様、このような詩に返事を書いていただき、本当にありがとうございます。すごく・・・嬉しかった。 |
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無題 ..山本 |
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2003/03/04(火) 04:09 No.155
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テーブルを渡る日溜まりに
そっと目配せしてみる
蒼い2本の草陰は風に揺らされ
ゆらゆらと
小鳥の声は風にさらわれ
ふわふわと
やがて静かに耳元へ
ゆらゆらふわふわ舞い落ちる
目を閉じて初めて見えるその暗闇
そこには現実にはない儚さと
現実にはない悲しみと
現実にはない切なさがある
目を開いて初めて見えるその明るみ
そこにも現実の儚さと
現実の悲しみと
現実の切なさがある
だから僕たちは背伸びをし
深く深呼吸をして
その先を見なくてはならない
今ある大事なものを見落としても
その先を見なくてはならない
それが卑怯と呼ばれても
今あるものは未来の過去
だからこそ僕たちの
今ある暗闇は意味を持たない
草木は小鳥と揺れている
僕らは揺れることを忘れている
明日を迎えるその恐れに |
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Re:無題 ..蛍 |
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2003/03/04(火) 15:21 No.163
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文がちぐはぐなんて、とんでもない!常に整頓された完成体って言うのが山本さんの詩です!
春っぽい詩ですね。そして、形成されている連で、対照的な部分が必ず一カ所あるって言うのが山本さんの特徴なのかな?それがまたすごい哲学的で素敵なんですよね★山本さんがしに使う言葉はいつも洗練されてて、ほんとに私にも語彙力が欲しいって思います。なんて言うか、言葉は幻想的なのに詩は現実味がすっごいあって、何というか「パラレルワールド」眺めるているようなかんじがします。
そんな素敵な世界をこれからも見せてください☆ |
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桜 ..耀羽 |
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2003/03/03(月) 23:17 No.150 |
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紅く 紅く 紅く・・・
桜の花もえて
空も地面も桃色に染まり
私でさえも桃色に染まってゆく
このまま・・・
ずっとこのまま動かずにいれば
いつか私もこの桃色に溶けてしまえるのでしょうか?
たくさんの悲しみを抱え歩いてゆくことに疲れたら
私はどうしたらいいのでしょう
それでもあなたは前を向きまっすぐ進めというのですね?
はらはらと泣くかのように
でも限りなく強く
そしてやさしく舞い落ちる花びら
それはあなたの涙だったのですか?
それともそれはやさしさだったのでしょうか?
もうじきあなたの季節が今年もきます
きっと今年もあなたは変わらず強く咲くのでしょうね
空や地面を染めて
紅く 紅く 紅く・・・
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Re:桜 ..蛍 |
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2003/03/04(火) 14:39 No.160
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「朱に染まれば赤くなる」 そんな言葉がモチーフなのかな?そんな気がします☆
赤く、綺麗な桜って幻想的ですよね。昔は桜には霊力が宿っているといわれていたとか、そういう話も聞いたことがあるし。新しいスタートに桜で導かれるっていうのは、日本ならではの心意気なのかなぁ、などとよくわからないことを思いつきつつ、今年も春がくるんですね。(全然関連性がないし、意味不明ですね;;) もうすぐ高校生!お互いがんばっていきましょうね☆
耀羽さんの詩は、というより耀羽さんの言葉は、「水色」見たいに澄んだかんじがして読んだ後に清涼感があるんです。流れていく川みたい。
これからも作品楽しみにしてます!バシバシレスも入れていきたいと思いますので、これからもよろしくです☆
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収束 ..こだいイルカ |
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2003/03/03(月) 22:28 No.149
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初投稿です。詩というか言葉遊び…。
空
空は
いつも
身勝手に
ふるまって
僕の気持ちを
考慮する事なく
明日を連れてくる
憂鬱な午後が過ぎて
夕闇が空を支配すれば
森の鳥たちが巣に戻って
街のネオンが輝きはじめて
月が空でほのかに白くなって
星たちが遠慮がちに光を放つ夜
夜は安らぎと興奮を与えてくれる
僕があなたを知り尽くす事がたとえ
可能であろうが不可能であろうが
僕が満たされる様な日がいつか
訪れる事が無いのだとしても
それでも世界に夜が来れば
僕には貴方の姿が見える
だから僕は息をとめて
夜が明けないように
ねがうのだけれど
いつも無許可に
明日を始めて
いつも僕を
困らせる
残酷な
この
空 |
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Re:収束 ..蛍 |
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2003/03/04(火) 14:28 No.159 |
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初めまして★蛍です☆
すごいです!ほんとに尊敬です!文字が階段になっているだけじゃなく、しっかり真ん中のところで本題に入り始めるんですね!
ロマンチックです。とても神秘的な詩です。この詩を読んでいて、私は「藍色」と「白」が思いつきました。
私は詩とか、音楽を聴いたり、また、初めて人にあったりすると、第一印象に先立って、色が思いつくんですが(これまた全然私事ですみません;;)、この詩を読んだとき、ぱっと藍色と白が交互交互に重なり合っているようなそんなかんじがしました。きっと、現実感と幻想が入り交じったこの詩を読んできっとそう思ったのかなぁ、などと思います。
現実と幻想、相反するようだけど、その2つが成り立っているから現実があるんだと思うんです。どちらがかけても現実はない。よくわからないけどそんな気がするんです。それがじんわり浸食する夜の闇のように私の心に入ってきました☆ 意味不明なレスですみませんが、とっても素敵です!次回作、楽しみにしてます☆ |
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好き ..あんず |
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2003/03/03(月) 21:41 No.148
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日曜の駅前で待ち合わせ
手が冷たいよ
ほっぺも耳も冷たいよ
ブーツの中のつま先だって凍りそう
でも好き
つないだ手が温かい
寄せ合うほっぺが温かい
お気に入りのブーツで並んで歩くアスファルト
あなたが隣にいるだけで温かい
だから好き |
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Re:好き ..蛍 |
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2003/03/04(火) 14:19 No.158 |
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「でも、好き」「だから好き」 いわれたいです!!すっごくまっすぐなこいの詩があんずさんの特徴ですよね☆いつも温かい恋物語。心の中がぽかぽかしてきます。
ちょっと恋に臆病な私だけど、でもあんずさんの詩を見てると、「恋っていいなぁ〜」 って思えるんです!
恋を信じ続ける勇気をくれる、杏さんの詩にこの場でお礼を言わせてください。本当にありがとうございます! |
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階段 ..葵 由宇 |
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2003/03/03(月) 15:24 No.146
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階段
駅に行く途中短いたんぼ道を抜けて近道の階段へ
梅が咲く狭い急な石の階段
私しか知らない秘密の曲がりくねった階段を
登り切れずもう少しのところで自然と立ち止まってしまう
息を整えゆっくり目を瞑る
消えていく何段か先の平らな道
まぶた越しにかすかに映えるあの日の景色
思い出したくもない景色だった気がする
それ以上は心が苦しくってまぶたを開いて空を仰いだ
それでも心は治まらなくってゆっくり振り返る
ここからみえる街並みの流れは少しだけ速くなったのに
遠くに見える黒く透き通った山はちっとも変わらなくって
あのときもこうして立ち止まっては同じ景色眺めていたんだ
そのころを思い出して突然足が動く
脇の竹林が続く石垣にのぼってもう一度景色眺める
やがて目の前には両手に傷を負ったあのときの自分いた
自分が嫌になったあのころの自分
必死で穴を掘ってはそこに言えない言葉をぶちまけていた
生まれ始めたタンポポ鳴き始めたうぐいす
手の甲にあたたかいもの感じて指先で触れてみると
いつの間にか涙がたくさん流れてた
必死でぬぐって残りの階段を足早に上ってく
もう二度とこの階段を上ることはないかもしれないけど
この梅の咲く狭い急な石の階段が
私の道へつながるたったひとつの寂しい階段
まだ坂道は駅まで続いているけど息を切らしてどんどん歩く
駅に着いたら切符を買って家まで戻ろう
そしてベッドの上 気が済むまで夜を泣き明かそう |
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Re:階段 ..蛍 |
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2003/03/04(火) 14:13 No.157 |
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物語ですね。切ない思い出ってかんじです。
ちょっと目を背けたくなっちゃう過去。でも今まっすぐに歩くことが大事なんだなぁ〜って改めて実感しました。詩ってやっぱり心を動かす力があると思います。景色や映像は何も語らない。知りたいことは私たちで探さなきゃいけないけど、言葉は伝えたい人の気持ちがじんわり表れてて、取り方はいろいろあるかもしれないけど、意味は一つしかない。
風景の描写にしても同じことが言えて、その人の視点から情景が入る。だから、言葉って自分と他人の境界線を消してくれるような気もするんです。それが、想いをつづられた詩ならきっとなおさらなんでしょうね。
桜さんの詩のレス、読みました。温かい由宇さんの詩、これからも読みたいです☆いつも元気を分けてくれるから! |
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卒業 ..耀羽 |
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2003/03/02(日) 23:07 No.134 |
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恐れないで前を向いていこう
ここは寂しい場所なんかじゃないんだ
これからもお互いがんばっていこう
未来は誰にもわからないけれど
きっと すごいくらいに明るい未来が待ってると思うんだ
こんなところでとどまってる私たちじゃないんだよ
無限大の可能性秘めて
自分にできること信じて 前向いていかなくちゃ
それじゃなきゃ
ここまで支えてくれた人に申し訳が立たないし
今までがんばってきた自分がかわいそうじゃない?
ここは出発の場所
15歳の私にありがとうって告げて
これからもがんばるよって
負けそうになるときもあるかもしれないけど
乗り越えていくよって
約束する場所だと そう思うんだ
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Re:卒業 ..蛍 |
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2003/03/03(月) 14:41 No.141 |
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耀羽さんってもしかして今15ですか?そしてら私と年がすごく近いです☆私今16なんです☆(すみません、勝手に私事を;;)
卒業か〜。中学校から高校。周りの仲間ががらっと変わって、ほんの少し淋しいけれど、でもそうです!出発点なんですよね☆ また新しく新鮮な毎日がはじまってく・・・そうやって、お別れもあるけど、新しいところへお引っ越しを繰り返しながら私たちは大人になってくんですよね。そして、お別れしてもずっと友達とはつながっていられるから。
約束する場所・・・素敵な言葉です。すっごく前向きで、明るい耀羽さんの気持ちがでてて、ジーンとしました☆ |
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Re:卒業 ..耀羽 |
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2003/03/03(月) 23:36 No.151 |
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はい15歳です☆次高校なんで、すっごい楽しみなところです!
蛍さんはすっごい綺麗でちゃんとなった(?)詩を書いてるんで、、もっともっと年上かと思っていました(笑)蛍さんの感想はすっごい素直だし、思ったことを書いてくれるんで私もすごいうれしくなります!!
レスありがとうございました♪ |
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無題 ..あんず |
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2003/03/03(月) 18:59 No.147 |
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頑張れなんていわないよ
少しだけボクに預けてみてよ
君の心にねっむてるピンクに光るその石を
ボクが磨いてあげるから
友人の幸せにうなずいて幸せそうな君だけど
本当は泣きたいくせに
だから少しボクに預けてみない?
磨いてあげるピンクの石を
君が君であるために |
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